田井ノ浜海岸（たいのはまかいがん）

田井ノ浜海岸（たいのはまかいがん）は、山陰海岸ジオパーク内に位置し、「田井浜海中公園」とも呼ばれ、ロケーションの良い自然豊かな釣りスポットです。

大昔にマグマが固まってできた花崗岩が、長い年月をかけて波に削られ、美しいゴロタ浜を形成しています。この特徴的な地形は、海中にも続いており、大小さまざまなゴロタ石や花崗岩の岩礁が点在。
魚たちの住処として最適な環境が整っているため、魚種が非常に豊富なのも魅力のひとつです。

河川の流れ込みがないため、海水の透明度が非常に高く、晴れた日には海中の様子が見えるほど。
弧を描くように広がる浜辺の周囲には、三角形の断崖、小島、そして自然がつくり出した洞門などが点在しており、釣りだけでなく風景そのものも楽しめる、まさに大自然と一体になれる場所です。

設備面でも充実しており、広めの無料駐車場が整備されており、トイレも完備。
さらに、キャンプ場も併設されているため、家族連れでのアウトドアや長時間滞在にもぴったりです。
アクセスも良好で、最寄りのインターチェンジから車で約10分と、気軽に訪れることができます。

足元はゴロタ石が中心のため、滑りにくい靴を履くなど、安全に配慮した装備で釣行を楽しんでください。
また、急深な地形のため、近距離でも十分な水深があり、初心者でも手軽に釣果が期待できるのもこの釣り場の特徴です。
メインとなる釣りは投げ釣りで、メバルやアコウといった根魚のほか、カレイやヒラメ、アオリイカなども狙うことができます。
また、少し沖を狙う必要はありますが、メジロなどの青物をはじめ、スズキ、チヌ、マダイといった魚種も期待できます。

なお、夏季は海水浴場としても利用されるため、日中の釣りは控える必要があります。
釣りマナーを守り、自然との共存を意識しながら、楽しい釣りの時間が過ごせます。